暑さの違い：東京 vs 大阪

今週は、大阪へ出張ついでに実家へ帰省している。８月なんで暑いのは当然やけど、どうも東京とはちょっと違う。
昨日は、うちのIT機材仕入先の営業の方と一緒に京都一日観光へ行ったのだが、京都もやはり東京とは暑さが違う。

どう違うのかと言うと、関西は総じて湿っぽい暑さ、ま、分かりやすい言葉で言うと熱帯地方系の暑さなのである。
それに対して東京はカラッとした暑さ、砂漠系の暑さなんやな。
大阪は海から山までが非常に近く、大阪平野があるとは言えど、関東平野に比べれば遥かに小さい。だから瀬戸内海からのモワッとした湿っぽい空気が流れ込みやすいのに対して、東京はだだっ広い関東平野の影響で、東京湾からの湿っぽい風は殆ど期待できない。しかもベイサイドエリアには高層ビルばっかりで空調機器の熱も凄い。だから余計に空気が乾いている。

おそらく東京の方は、この時期に大阪を訪れると、ものすごく不快な暑さに感じるやろうし、逆に大阪の方が東京へ訪れるとこれまた不快な暑さに感じるやろう。

僕は、東京、大阪の二重生活みたいなもんやけど、やっぱり東京の暑さには慣れない。ジメッとした大阪の暑さのほうが体に自然でしっくり来るね。

写真は、銀閣寺入り口の欄干の上でハァハァしてるわんち。

マジギレ！

根っからの関西人で短気な僕でも、しょっちゅう怒ってるようでは人間関係に支障をきたすし、仕事も周りの色んな方々の協力があってこそ成り立ってるので、そうそうキレないようにはしてるねんけど、今日はプライベートの事で久しぶりにキレた。

結論から書けば、先物取引の強引な勧誘で、確かによくある話なんやけど、とにかく先方の営業の話し方、態度が気に入らない。
あの接客態度では、気の弱い人はなかなか断りきれないね。よく裁判沙汰になるのも分かるよ、あれじゃぁ。
先物取引の悪質営業については、少しでも金融系に絡んだ事のある人なら誰でも知ってるとは思うけど、今日のはホンマに酷かった。

とにかくね、先物に限らず、FXや通常の株取引でさえ、自分でリスクコントロールが出来なきゃ、絶対に手を出しちゃいかんのよ。全ては自分自身の責任で行う事。だから口座開設前にくどい位にリスクに関する説明があるのよ。だけど、営業マンは「私なら損はさせません。」的な事を平気で言うんだよね。

僕が今お世話になってる先物取引業者を選んだ決め手は営業マン。先物系ではかなり珍しく、くどいセールストークは嫌だって言ったら、本当にシンプルな売り込み。しかも「「営業マンが予想した相場どおりになるか半年間モニタして、そのとおりになれば信用するから半年後にもう一度来るように。」って言ったら、本当に半年間連絡なし。途中経過は彼の予想とは外れたけど、最終結果はプラスに転じてたから、この営業マンは信用したげてもいいかなぁと。

どんな営業からモノを買うにしても、結局は人なんやな。その人がどれだけ、その製品を売りたいのか？どれだけお客さんの事情や要望をを理解しているか？結局そこなんよ。一方的に押し付けるだけでは、どんなお客さんも引いてまう。

今日の先物取引の営業は、自社に取引先を乗り換えてくれの一点張りで、しかも態度がすごく横柄。そういうヤツからは絶対に商品を買いたくない。そういうヤツに限って、いざという時にこれっぽっちも頼りにならん。箸にも棒にもかからんってヤツやな。

本当は実名挙げたいけど、我慢して・・・・・・コ○○○○○の石○、エエ加減そういう営業は止めよなー。次に同じような電話かけてきたら2度と許さねえ。

あの事故から3ヶ月。。。

福知山線の脱線事故から3ヶ月が過ぎようとしている。今朝の通勤で、事故後初めて福知山線に乗った。3ヶ月経って、通勤客も普通にJRを利用するようになってきたが、それでも心のどこかにあの事故の悲しい記憶を留めたままかのような悲しい表情をしている。
世論では凄惨な事故の内容も少しずつ風化されつつあるが、ご遺族や被害者、事故関係者にとって、この事故はまだまだ風化されるべきものではない。

実は3ヶ月前の事故当日、ひょっとしたら、僕もこの電車に乗っていたかも知れない。
前日まで会社の同僚と温泉旅行に行っていて、この日は有給を取って実家で過ごしていた。事故当日の朝、旅行の精算をしようといつもより遅めに出社するのだが、いつもなら福知山線で行くのに、なぜかその日は阪急で大阪に出た。理由は単純で、精算用の小銭を銀行で下ろしたかったから。
でも、電車に乗る直前まで悩んでた。「また大阪に帰ってくるし、その時に精算してもいいよな」とか、「やっぱり今日払っといた方が楽やな」とか、普段は悩まない事なのに、その日はなぜか異常に悩んでた。
で、結局銀行へ行こうと決めて阪急に乗ったのが、午前9時ちょっと過ぎ。もしここでJRを選択していたら、例の電車に乗っていた事になる。

だから、たまたま僕は五体満足にこうして何の不自由も無く、いつもどおりの生活を送ってるけど、今頃は死んでたのかもしれないと思うと、すごく怖い。その怖い気持ちがふと思い出されるから、事故の後は福知山線に乗れなかった。ずっと阪急に乗っていた。会社の帰りも同僚と一緒になっても、理由も告げずに北新地で降りて、わざわざ阪急に乗り換えてた。
しかも、100人を超える大勢の方が無くなられた場所を通勤で使うのが、すごく悲しくてね。10年前の阪神大震災で、当時勤めてた会社へ通勤するのに、焼け野原になってまだ発見されてない遺体が埋もれてる長田の町の中を延々と泣きながら歩いた、あの時の感情にそっくりでね。
本当にJRに乗るのは精神的に嫌だった。

でも今日、亡くなられた方に地元民として一度は手を合わせないとアカンと思って、嫌な思いを振り払ってJRに乗ってみた。塚口を過ぎて事故現場に近付くと、なぜか分からないけど自然と涙が出てきた。事故現場を過ぎる間、ずっと手を合わせて無くなられた方のご冥福をお祈りした。尼崎についても泣きたくなる気持ちを抑える事は出来なかった。いくら我慢して目を閉じても、スグに涙が出てきてしまう。

恐らく僕だけやなくて、福知山線で通勤されてる他の方も、みんな同じ気持ちやと思うねん。
直接被害にあったわけでない僕でもこうなんやから、実際に被害にあわれた方、不幸にもご家族を亡くされた方の胸中は如何ほどかと思うと、本当に切ないし胸が苦しくなる。

とは言え、今日は亡くなられた方に手を合わせることが出来て、本当に良かった。まだ暫くはJRに乗れそうもないけど、たまたま僕は同じ時にJRに乗らずにこうして生きているんやから、亡くなられた方の分までしっかり生きなきゃいけないし、亡くなられた方の犠牲を無駄にしない為にも、公共交通機関の安全対策をずっと訴えていかなければならないし、我々も利用者として安全対策を乱さない交通機関の利用をしなければいけないと、強く実感した。

巡り会い、人のココロ、運命。。。

さっき、Webで「ありがとう浜村淳です」を聴いてたら、一つショッキングなレポートがあった。
あまりにもショッキングなので、かなり乱文を書いてしまうけど、堪忍して。

確か報知新聞だったと思うけど、そこの記事からの紹介で、大教大付属池田小の児童殺傷事件被害者のご両親が発表された手記の内容に、宅間被告の残酷な暴言とご両親と宅間被告の残酷すぎる出会い、運命が記されていて、僕は紹介されたその内容に何ともやり切れない怒りとそして切なさ、それと同時に恐怖心を覚えた。
浜村さんも、その内容があまりにも残酷なので、これ以上は紹介しませんとおっしゃられたが、全くもって同感のため、僕もここでは詳細を公開しません。

一度荒んでしまった人の心って、本当にここまで酷くなれるのか？いったい何が宅間被告を鬼畜にさせてしまったのか？そして、宅間被告と被害者のご両親のあまりにも惨すぎる出会い、またそれを被告に話してしまった検察（警察？）、そして宅間被告と同じ様な精神状態、考えをもった人が、この世界の中に居る可能性がある。。。。。。

本当に言葉を無くしました。この気持ちを表現する為の適した言葉が見つかりません。そして最後まで謝罪も償いもなく死刑執行された被告に対するご両親の気持ちを思うと、とても胸が痛くなります。大変失礼な話ですが、もし仮に僕がご両親の立場になっていたら、とても同じように強い人生は歩めません。きっと自分の人生に自暴自棄になっていたと思います。

事件から数年経って、殆どの場合は事件が風化して、一時は世間の厳しい目に晒された犯人も人々の記憶から消え去っていくというのに、宅間被告だけはこの期に及んでまだ世間の方々に、そして被害者のご遺族の方々に怒りの感情を思い出させる。彼は本当に鬼畜だったんですね。。。