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迷走するもの、飛躍するもの。 [よく考えてみて!!]

昨日の日曜日から、大阪へ出張に来ている。今回は1週間滞在と比較的長め。
まぁ、元々は大阪人で27までずっと大阪に居た訳やから、別に長かろうか短かろうが、大阪で過ごすその感覚に変わりは無い。

閑話休題。

冒頭の写真は、これから北九州に向かうスターフライヤーと、滑走路へ移動中のJAL。

純白のキレイな機体を持つ航空会社は、派閥問題、安全体制問題と、ありとあらゆる問題が山積して、文字通り「迷走」である。
かたや、航空ベンチャーとして今までになかったサービスを売りに、今のところ順調な滑り出しと言えるやろう。

確か先週の火曜日だったかと思うが、テレビ東京の番組「ガイアの夜明け」でスターフライヤーが特集されていたが、ベンチャー企業らしく資金集めに苦労している様子があるものの、会社としてフレッシュな感じとこれから伸びるぞっていう勢いが画面からも感じられた。

また、会社としての戦略も非常にツボを得ている。あくまでターゲットはビジネスユーザー。リピーターを獲得する為に、座席数を減らしてでも空間を確保し、だけども客単価は既存航空各社以上の数字を確保する。
座席数を減らすなんて、ある意味、逆転の発想やけど、これは確実に業績を伸ばす予感、しかもかなり確実性の高い予感がする。

とにかく料金を安くするだけの低価格競争に乗っていないところも、とても評価できるし、これからますます飛躍していって欲しい航空ベンチャーだ。

片やJALはと言えば、最近テレビに出てくる話題と言えば、社内闘争に整備不良と問題事項ばかり。

社内闘争は一応の決着を見そうだが、安全性確保の問題については未だに継続している。

僕はJALの会社構造について精通してる訳でもないし、なんせJALには全く関係の無い外野の人間なので偉そうな事は言えないが、今後会社の経営陣が総入れ替えになってもこの問題が続くようであれば、それは経営陣に問題があるのではなく、現場で働いている社員に問題がある。

本当によく出来た整備士なら、たとえ自分の業務環境に不具合があろうとも、国によって定められた以上の安全性を確保するべく、整備作業にあたるやろう。

はっきり言わせてもらえば、少々業務環境が悪いくらいでロクな整備作業が出来ない者は、仮に世界一優れた整備環境を用意されても必ずミスをする。

前述のスターフライヤーは、機体整備をドイツの航空整備会社に依頼するシーンが放映されていた。
全然お金が無い会社は、そうやって外部機関を利用しながらも、最大限の安全性を確保すべく必死に努力している。

そろそろ、JALも外に目を向けて、内部のテコ入れとアウトソースサービスの有効利用によるコスト削減とを目的に、外部と内部で競走させてみてはどうだろう。

経営陣も一概に社員の給料を削減する前に、そうやって他にも対応する方法はいくらでもあるはずである。

僕はJALが大好きで、安全に関する問題が噴出してからもずっとJALを使い続けてきた。
日本の航空業界の先駆けとして今まで突っ走ってきた強いJALに憧れていただけに、あえてここはJALの1ユーザーとして苦言を呈したい。


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