自由

ちょっとばかり大袈裟なタイトルにしてしまったが、何の事かと言えば、最近購入したiPad2の事。

先日の記事にも書いたように、XperiaのRoot化とテザリング化のおかげで、WiFiしかない僕のiPadでも全く環境を選ぶ必要がなくなってしまった。

公衆無線LANも、家で契約しているプロバイダのオプションを使っているので、たった380円で利用し放題。しかも最初の半年は無料だ。

実際、先日の出張の際には、iPadだけで業務をこなした。

新幹線やカフェ、駅の待合室では公衆無線LAN、特急列車の中ではテザリングと、スマフォのバッテリの持ち以外はとても満足のいく環境だった。

さて、本当にiPadで快適な仕事環境を手に入れようと思うのなら、最も大事な事はツールでは無くて自分の仕事のスタイルをモバイル用に完全に変更する事である。

業務アプリケーションのWeb化、オンラインストレージの活用、活動場所および環境による業務内容のアロケーション、全てをクリアしないといけない。

1つでもクリアできていない項目があれば、結局は不満だらけで使わなくなるか、強引に使い続けても著しく業務効率を下げるだけである。

僕の場合は、WordやExcelを使った文書の作成は出張先では行わず、出張先ではPagesを使って簡易的なレイアウト設定のみで原稿をおこし、オフィスに戻ってからそのテキストをテンプレートに挿入して最終仕上げを行うようにした。
またお客様との打ち合わせ内容はSpringPadにノートとして記入しオフラインで保存。後で同期を取れば、オフィスに戻ってノートを元に文書作成を行える。
他にも、コンサルに必要な業界別のガイドラインやレギュレーション、補足資料などは、カタログと共に全てPDF化して、iPadに保存してある。

副次的な効果として、場所別に業務を割り当てたもんだから、その仕事に避ける時間が必然的に限られてくる。
つまり、外出が多い場合は、社内作業の時間が多く取れないので、仕事の遅延は致命的なのだ。
結果として、仕事への集中度合いが変わった、もっと分かりやすく言うと、単純に仕事の効率が上がった。

スグに起動する迅速性と、10時間のバッテリ持続時間、テザリングをフルに活かせる業務体制にもっていく事が、自由を手に入れる最も重要な要素だ。